U-NEXTで気になった映画を見ていこうシリーズ。ふらっと見かけて楽しそうだと思った映画の感想を書いていますよ。
あらすじ
ラジオDJの主人公・エルヴィスは、少し辛口なお悩み相談番組で長年人気を誇る売れっ子。
ある日、いつものようにリスナーからの電話を待っていると、「お前の家族を誘拐した」という不穏な一本の電話がかかってくる。
最初はイタズラや冗談だろうと取り合わないエルヴィスだったが、それが本物の脅迫だと気づき、事態は一変。家族の命を守るため、犯人の理不尽な要求に従わざるを得なくなっていく。
さらに、ラジオ局の中まで監視されているのか、犯人はドローンを使ってエルヴィスの行動を監視・指示。局内の事情にもやけに詳しく、常に主人公の一手先を行く犯人との息詰まる心理戦が、そのままラジオの電波に乗って生放送されていく――。
果たして犯人はどこにいるのか?なぜエルヴィスが狙われているのか?緊迫感たっぷりのシチュエーション・スリラー
見どころ&個人的な感想(※ネタバレなし)
① 主人公の自業自得…?と思いきやの展開
主人公のエルヴィスは、口が悪くて日頃からスタッフをからかったりしている嫌味な男。「普段の行いが悪いから、そりゃしっぺ返しを食らうよな…」と冷めた目で観ていると、まんまと物語の術中にハマっていく絶妙なキャラクター造形になっています。
② 常に先を行く犯人とのスリリングな攻防
電話での脅迫にとどまらず、ドローンで行動を逐一チェックされたり、局内の裏事情までお構いなしに利用されたり。犯人が常に優位に立って翻弄してくるため、「こいつの正体はいったい誰なんだ…?」と観ている側も自然と推理モードになり、最後までハラハラドキドキが止まりません。
③ 評価が分かれそうな“あの結末”
この映画、結末の着地点については、観る人によって「いやいや、それはクソ映画だろ!」と怒る派と、「なるほど、そういうことね!」と膝を打つ派でかなり意見が分かれそうです(笑)。
序盤のスタッフとの何気ないやり取りや、番組の冒頭でした発言がしっかりと結末に繋がっている伏線回収は見事な一方で、「冷静に考えたら現実味がないといえば全くない!」というツッコミどころも。ただ、そのエンタメ割り切り感を含めて個人的には嫌いじゃない一本でした。
以下はネタバレを含みます。未見の方はご注意ください!!
■ネタバレ終盤あらすじ
新人スタッフのディランとともに犯人の男:ゲイリーと対峙したエルヴィス。ゲイリーはリモコンから指を離せばすぐに起爆する爆弾付きベストをディランに着せます。
突然爆弾のリモコンを床に落とすゲイリー。自分の死を察しディランの表情が恐怖に歪みますが…。
エルヴィスが大爆笑。実はこの事件、すべては新人スタッフのディランを歓迎するためのドッキリだったことが明らかになります。誘拐事件、殺された局員、最初の電話、すべては嘘だったのです。
しかしエルヴィスのために恐怖を押し殺して捜査に協力していたディランは怒り心頭。ラジオブースを飛び出していきます。「冗談じゃないか!」そう言って引き留めようとしたエルヴィスの手にもつれてディランは局の階段から転がり落ちてしまいました。首の骨が折れる本物の音。彼は不運にもこの歓迎ドッキリで唯一、本当に死んだ人物になってしまったのです。
彼の死を含めた全てがラジオ放送に流れる中、エルヴィスは自分が起こしてしまった事態の重大さに今更ながら気づき、事態の収拾を図ろうと駆け付けた上司の車に呆然と乗り込みラジオ局を去りました…。
車の中でうなだれるエルヴィス。車のラジオが鳴り始めます。
「ハッピー・バースデイ!!!!」
呆気にとられるエルヴィス。振り返った車の運転手は死んだはずのディランでした!
その瞬間車を囲むラジオ局のスタッフたち。ここまで全てがエルヴィスへの誕生日ドッキリだったのです。
※ちなみにエルヴィスは雇われたスタントマンで、階段落ちは演技とのこと。
自分が新人にドッキリを仕掛けたつもりが、それすらも込みで自分がドッキリにかけられていたことに気づき、気のゆるみと思わず笑顔になるエルヴィス。スタッフたちから改めて今後の抱負を尋ねられたエルヴィスは
「今後ももっと過激に行くぞ」
と不敵な笑みを浮かべるのでした。
だまされたと感じるか、卑怯だと感じるか
終盤までの展開は恐怖を押し殺して冷静になろうとするラジオスタッフたちの緊張感、施錠されたラジオ局という密室サスペンスそのもので犯人が誰なのか、次はだれが殺されてしまうのかドキドキで見応えあり。
しかしそれがまさかのドッキリということで、実はこの人は演技をしていて、この話は嘘で、そもそもこんないたずら電話自体無くて…とすべてが嘘で主人公と視聴者だけが騙されていたことが明かされます。
これを聞いて「カーッ!だまされたぜ!」となるか「そんなこと伏線も何もなかったじゃないか!これはひどい!」となるかは人によるのかなという感じ。
もし日々の予定を割いて映画館で2000円近く払って観ていたら後者だったかもという印象。僕は自宅のU-NEXTでポテチ食べながら観てたので前者の感じでスカッと楽しむことができました。なんやかんやハッピーエンドだしね。
リアルタイムで進むワンシチュエーション・サスペンスが好きな方、一風変わったスリラーを観たい方はぜひチェックしてみてください!
#映画 #洋画 #U-NEXT

コメントを残す